週刊エコノミスト Online編集後記

白鳥達哉/浜條元保

編集部から

「言葉が空を切っていると感じる時もある。慣れるしかないね」。ゲーム開発者の友人がこぼした。友人は数百人が集まる業界の勉強会でたびたびプレゼンしているが、コロナ禍の今年はオンライン開催に切り替わった。

 多くの人を前にしたプレゼンは、「会場の反応を生で感じられ、高揚感もあったのに」と友人。オンラインではそうした実感が得られず「さみしい」という。デジタル化は手軽に参加できたりするメリットの半面、リアルでしか得られないものがあることも再認識させている。

 コロナ禍でさまざまなオンラインイベントが大盛況。無料のものも少なくなく、個人的に興味があるイベントを片っぱしから登録しているので、週末のスケジュールはぎっしりだ。しかし、友人の話を聞きながら、実際に参加したイベントはほんのわずかだったことに気づいた。

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