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週刊エコノミスト Online 編集後記

加藤結花/村田晋一郎

編集部から

 10月20日号「本当に強いバイオ医薬株」の特集で、核酸医療や遺伝子治療薬といった最先端の分野を取材した。これまで「不治の病」とされてきたものが治療できるようになる最新の医療やそれにつながる研究成果について知ることは楽しい。まるで魔法だ。

 ただし、医薬品には影響がつきものでそれはいいことばかりではない。注目が集まる新型コロナウイルスのワクチン開発では、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大の共同開発による臨床試験で参加者1人が死亡した。ワクチンとの因果関係は不明だが、人々の関心も高いためニュースでは大きく取り上げられた。

 また、今後ワクチンが完成したとしても、副作用への懸念を理由に接種が進まないとの見方もある。合理的に判断するためには、正しく知り、判断できるリテラシーが必要だ。

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