パランティア・テクノロジーズ 米データ解析、国際テロや新薬開発も=小田切尚登/315
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◆Palantir Technologies
パランティア・テクノロジーズは政府や企業にデータ解析ソフトウエアを提供する米国の新興企業である。設立の発端となったのは2001年9月11日に発生した同時多発テロであった。オンライン決済サービスのペイパルの創業者で著名投資家のピーター・ティールがペイパルの不正防止のアルゴリズムが米国政府のテロ対策に転用できるのではないかと思いついたのがきっかけだ。
03年にパランティアが設立され、そこで作られたテロ防御ソフトウエアが、同社製品の原型となった。
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