経済・企業日本経済総予測 2021

リート 上昇余地は大きい=関大介

 2020年のJリート(日本版不動産投資信託)価格は前年とは異なる動きとなった。コロナ禍が、収益源である不動産賃貸にマイナスの影響を与えているためだ。Jリートの値動きを示す東証REIT指数は、コロナ禍が投資市場に影響を与える前の2月には2250ポイントとリーマン・ショック後の高値水準まで上昇していたが、3月の暴落を経て、回復してはいるものの1700ポイント程度で推移し続けている。

 停滞の要因として、株式市場が高値更新を続けていることが挙げられる。世界各国の異次元金融緩和で投資市場は完全にリスクオンの状態になっている。

残り248文字(全文509文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事