国税庁の星野・前長官、保険業界の「財務OB指定席」へ
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2019年7月~20年7月に国税庁長官を務めた星野次彦氏。退官後は同年11月まで財務省顧問を務め、同12月にはTMI総合法律事務所顧問に就任した。
国税庁長官は、財務省の次官級ポスト。長官OBは、影響力のある公的ポストに再就職してきた。たとえば、各官庁の政策をとりまとめる内閣官房副長官補は、20年6月から藤井健志元長官(在18年7月~19年7月)が務めている。藤井副長官補の前任の古谷一之元副長官補も12年8月~13年4月に国税庁長官を務めた。
ただし、学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、学園との交渉時に理財局長だった迫田英典元長官(在16年6月~17年7月)や、財務省の決裁文書が改ざんされた当時の理財局長だった佐川宣寿元長官(17年7月就任、18年3月に辞職)は例外で、公的なポストには再就職していない。
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週刊エコノミスト
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