「インテル依存」のニコン 半導体でキヤノンと統合?
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米インテルが先端技術を用いた半導体製造から撤退するとの観測により、同社に露光装置を納入しているニコンがピンチに立つとの見方が広がっている。
インテルは1月に先端半導体の製造を継続するのか、工場を持たず設計に特化するファブレスにかじを切るのか方針を発表する。ファブレスになる場合、露光装置の大半をインテル向けに依存するニコンは、新規受注が大幅に減少しかねない。
インテルは、台湾積体電路製造(TSMC)と韓国サムスン電子に微細加工技術で後れを取ってきた。TSMCとサムスンはすでに5ナノメートルの量産を開始しているのに対し、インテルは現在も10ナノメートルにとどまる。
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週刊エコノミスト
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