グローバルマネー 米国株3万4000ドル乗せも 巨額財政を金融政策が下支え=新井洋子
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世界経済は、追加の経済対策や新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むワクチンの普及時期などに左右されるものの、2021年は20年第3四半期(7~9月)以降の回復基調を維持する見通しである。20年春のような全面的な経済活動停止に至ることは考えにくい。景況感の改善がみられるなかでも、各国中央銀行は緩和姿勢を緩めずリフレ政策を維持して、景気を下支えするだろう。
ワクチンの普及が本格化するまでは、新型ウイルス感染拡大による景気下押し圧力は残ることになる。新年を挟んで冬場には、欧米をはじめとした各地で再び感染拡大がみられており、予断を許さない状況だが、各地域では状況に応じた行動制限の再強化と制限緩和を行いながら景気浮揚とのバランスをとっている。今後も財政支援も期待され、1~3月期には世界経済は上向くことが予想される。ニューヨーク市場のダウ平均株価は21年後…
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週刊エコノミスト
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