半導体 世界出荷額は過去最高 「溶射」が強みトーカロ=大沢充周
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WSTS(世界半導体市場統計)の予測(2020年12月1日発表)によると、21年の世界半導体出荷額は前年比8・4%増で、過去最高の4694億ドル(48兆円超)に達する見込みだ。5G(第5世代移動通信システム)、AI(人工知能)時代の本格到来を反映したものと言えよう。
半導体関連では、レーザーテックに象徴されるように株価が大幅上昇を遂げた企業もあり、期待が織り込まれつつある。本稿では、独自の強みを持ち、かつ半導体市場成長を追い風としてビジネスチャンス拡大が期待できる関連中堅企業を紹介する。
トーカロは「溶射」という、金属などを使って各種素材にコーティング加工を行う技術を持つ。耐熱性、耐食性を要求される鉄鋼、紙、発電分野など対応先は幅広い。その中で現在、同社の成長を支えているのが半導体分野である。
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週刊エコノミスト
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