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週刊エコノミスト Online 編集後記

桑子かつ代/白鳥達哉

編集部から

 寒さが和らいだ在宅勤務の日の午後、夕食の買い物に行った。食材や日用品は豊富で、商品が空っぽの棚が見られない。マスクを付けた人々が静かに買い物をしている。みんな他人に迷惑をかけないように自制しているんだ、私も不要不急の買い物はせず早く帰宅しようと家に向かった。その帰り道、大声で話す中年の男女に遭遇。久しぶりの再会がうれしいのかと思ったら「体がぶつかった」「謝れ」と怒鳴り合い。日々のストレスがたまっていたのかと想像した。

 緊急事態宣言で不安な日々が続く。時々は息抜きが必要だ。せめて自宅の食事は自由気ままに……と思い帰宅したら、健康診断の結果が郵便で届いていた。担当医師からの連絡欄に「運動不足の解消と食事内容の改善」の言葉。自宅の食事すら制限されるのは我慢の限界だ。医師の要求に従うのは無理だと思った。

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