Q&Aで学ぶ「脱ガソリン」の基礎知識=町田倉一郎
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Q1 なぜ今「脱ガソリン車」なの?
「脱化石燃料車」の急先鋒(きゅうせんぽう)である電気自動車(EV)の誕生はガソリン車より古く、1873年には英国で最初の実用的なEVが作られた。しかし、その後ガソリン車の技術が進展し、電池よりもはるかにエネルギー密度が高いガソリンが有利となり、1907年に発売されたT型フォードの登場により、EVは姿を消した。
EVの復活は90年代から。96年に米ゼネラル・モーターズ(GM)が「EV1」という2人乗りのEVをリース販売、翌年にはトヨタ自動車が「RAV4 EV」を発売した。しかし、当時は鉛電池やニッケル水素電池のためエネルギー密度が低く、航続距離も100~150キロ程度と短いなど、一般に売れる商品たり得なかった。
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週刊エコノミスト
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