世界市場1 中国 新興EVは「4強」時代 バックに巨大ITの資金力=川杉宏行
有料記事
中国の自動車の専門家組織「中国汽車工程学会」が昨年10月、上海市で発表した「省エネルギー・新エネルギー車技術ロードマップ2・0」が注目を集めた。ロードマップが中国政府の方針決定のたたき台となるからだ。
中国政府は環境への負担が少ない新エネルギー車(NEV)を電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)と定義してガソリン車と区別している。
ロードマップでは、中国の新車販売に占めるNEVの割合を2035年に50%へと引き上げるとした。一方で、内燃機関車(ガソリン車とディーゼル車)は段階的に減らし、35年に0%とし、NEV50%、残り50%はハイブリッド車(HV)など省エネルギー車とする道筋を描いた。
残り2127文字(全文2445文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める