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経済・企業 ガソリン車 ゼロ時代

世界市場1 中国 新興EVは「4強」時代 バックに巨大ITの資金力=川杉宏行

シャオペンが発売した航続距離706㌔のセダン「P7」(2020年の北京国際モーターショー)(筆者撮影)
シャオペンが発売した航続距離706㌔のセダン「P7」(2020年の北京国際モーターショー)(筆者撮影)

 中国の自動車の専門家組織「中国汽車工程学会」が昨年10月、上海市で発表した「省エネルギー・新エネルギー車技術ロードマップ2・0」が注目を集めた。ロードマップが中国政府の方針決定のたたき台となるからだ。

 中国政府は環境への負担が少ない新エネルギー車(NEV)を電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)と定義してガソリン車と区別している。

 ロードマップでは、中国の新車販売に占めるNEVの割合を2035年に50%へと引き上げるとした。一方で、内燃機関車(ガソリン車とディーゼル車)は段階的に減らし、35年に0%とし、NEV50%、残り50%はハイブリッド車(HV)など省エネルギー車とする道筋を描いた。

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