経済・企業円高が来る!

FRB コロナ禍で当面続く超緩和 解除観測高まる来年に警戒=田中泰輔

    米議会で証言する米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長。早期の緩和縮小を否定する(Bloomberg)
    米議会で証言する米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長。早期の緩和縮小を否定する(Bloomberg)

     2021年は、ワクチン接種の進捗(しんちょく)で新型コロナウイルスも収束に向かい、米国はじめ世界経済が正常化へ前進すると期待される。市場では、米景況改善がドル高をもたらすとの見方も出るかもしれない。だが歴史が示唆するパターンは、米景気の回復過程では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和期から引き締め転換初期までドル安基調である。

     米景気回復に沿ったドル安は、同国の景気、株価ばかりでなく、新興国・資源相場にもプラスに作用すると期待され、世界的に株価が騰勢となるリスクオンの機運を広げよう。ただし、ドル安のあおりで円高、ユーロ高になる日本と欧州の景気、株価は相応に圧迫されうる。

    残り2173文字(全文2465文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月22日号

    EVと再エネ 儲かる金属14 日米欧中の電池大争奪戦 政府と企業の胆力が試される ■金山 隆一18 レアアースのネオジム 双日が豪ライナスに出資 ■小田切 尚登/編集部19 ネオジム磁石 大同特殊鋼とホンダが独自開発 ■編集部20 株価急騰 EVで注目の海外企業はこの5社 ■編集部21 銅 「新しい [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事