解除に前のめり大阪府知事 待ったかけた専門家の疑問
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「次の山が来たら、ひとたまりもない」
新型コロナウイルスの緊急事態宣言に関し、大阪府は2月9日の対策本部会議で、国への解除要請をいったん見送った。「宣言はだらだらするべきではない」と経済を重視して解除を急ぐ大阪府の吉村洋文知事=写真=だったが、専門家の意見が歯止めになった。
府が解除要請のために設けた独自基準は、(1)直近1週間の新規陽性者数が1日平均300人以下になること、(2)重症病床使用率が7日間連続60%未満になること──の2項目のいずれかを満たせばよいという…
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週刊エコノミスト
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