新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 バブルか? 暴落か? 世界経済入門

何が起きるか9 欧州「足踏み」遅れるワクチン 南北格差は拡大

ロックダウンの長期化が続く欧州経済は一時マイナス成長に陥る見込みだ。

欧州各国は昨年3月、ロックダウン(都市封鎖)を実施し、人の流れを厳しく制限した。必要不可欠以外の店や飲食店・ホテルなどの営業は停止となり、さまざまなイベントも中止された。約1年が経過し、欧州の累計感染者数は3700万人超と世界全体の約3割を占め、依然として深刻な感染地域である。2020年のユーロ圏の経済成長率はマイナス6.6%と、リーマン・ショック後(09年のマイナス4.5%)を上回るマイナス幅になった。

 昨年末から感染力の強い変異株が広がったため、新規感染者は20年春のロックダウン第1弾の水準を上回ったまま、各国は年明け以降もロックダウンの強化・期間延長を余儀なくされている。

残り1103文字(全文1429文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事