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経済・企業 深層真相

後継者問題に直面したクレディセゾン会長

 クレディセゾンの山下昌宏社長COO(最高執行責任者、63)が2月末、「一身上の都合」を理由に在任わずか2年で退任した。後任には水野克己専務(51)が昇格したが、現在78歳の林野宏会長CEO(最高経営責任者)=写真=に経営の権限が集まる体制は今後も続く。クレディセゾンにとって後継者育成が大きな課題となってのしかかる。

 山下社長は新型コロナウイルス禍の中でも堅調に業績を維持しており、突然の退任の理由は体調不良との見方が強い。西武百貨店出身で2000年にクレディセゾン社長となった林野氏は、懸案のシステム改修を進めた山下氏に19年3月、社長を譲り、林野氏は会長CEOとしてグローバル戦略やグループ戦略などを担っていた。

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