NY市場 米企業は回復から拡大局面へ=村山誠
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米主要大型株で構成されるS&P500指数の構成企業の1株当たり利益(EPS)は、2020年は第1四半期から第3四半期まで前年同期比減益が続いたが、第4四半期は同1.4%増と、若干ながらも増益に転じた。現在、決算発表が進む21年第1四半期は、調査会社リフィニティブの4月2日時点の集計では同20.2%増と、増益率が拡大する見込みとなっている。
前回の20年第4四半期決算では、売上高、純利益の実績が市場予想平均を上回る、ポジティブサプライズ(想定外の大幅上昇)が多数を占めた。S&P500指数構成企業の21年以降の業績予想の市場予想平均は上方修正が続き、年明け以降の米国株式市場上昇の主因となっている。
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週刊エコノミスト
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