インタビュー 星野佳路 星野リゾート代表 「7月以降の観光需要回復見込む」
有料記事
コロナ禍2年目をどう乗り越えるか、星野リゾートの星野佳路代表に聞いた。
(聞き手=稲留正英/斎藤信世・編集部)
── 2回目の緊急事態宣言の影響は。
■昨年12月28日に旅行需要喚起策「GoToトラベル」が中止されてから2回目の緊急事態宣言(今年1月7日)に至るまで一連の影響は大きかった。昨年3月1日〜今年4月5日までの予約状況をみると、昨年4月7日の緊急事態宣言の発令でキャンセルが大きく増えたが、5月25日の宣言解除で徐々に顧客が戻り、GoToトラベルが始まる(昨年7月22日)前の6〜7月には大分戻っていた。星野リゾートは9月からGoToに参加し、さらに予約が増えた。しかし感染の第3波が到来した11月にはまたもキャンセルが増え始めた。今年3月の2回目の緊急事態宣言解除で予約は徐々に戻ってきているものの、回復力は昨年の6〜7月に比べてかなり弱い印象だ。
残り1638文字(全文2017文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める