日本株 今年度内に3万3000円も 「業績相場」への移行織り込む=石黒英之
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2021年度は世界的な景気回復の動きが鮮明化することによって、「世界の景気敏感株」である日本企業の業績拡大が本格化することから、日経平均株価は年度末である22年3月までに3万3000円まで上昇すると考えている。
キーワードは「金融相場から業績相場への移行」だ。4月下旬からの3月期決算発表を受けて、株価は企業業績を本格的に織り込む流れになる。
3月に大和証券が取りまとめた企業業績見通しでは、国内主要上場企業(金融除く)の20年度経常利益は前期比4%減(前回予想比19%ポイント増額)、21年度では同29%増(同6%ポイント増額)、22年度は14%増と見込んでおり、コロナ禍前の18年度を上回り過去最高益更新も視野に入ってくる。21年度末に向けて翌22年度の増益について株価を反映し始めるとみており、日経平均株価は22年度予想PER16・5倍…
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週刊エコノミスト
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