金・貴金属 金は中国やインドが下支え 脱炭素で白金価格上昇続く=池水雄一
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金価格は昨年8月に史上最高値1トロイオンス=2070ドルをつけた。新型コロナ蔓延(まんえん)による先行き不安、景気悪化に対する各国政府による大規模な金融緩和と財政出動が価格上昇の原因だ。
しかし、ワクチン接種が進んだことで市場では将来に対する楽観論が広がり、株価は歴史的高値を更新して上昇、安全資産の金からは資金が逃げるという状況になっている。金は一時300ドル下落、1700ドルを割りこんだ。
米国ではワクチン接種が進む一方で、欧州では再感染の波が広がり、再び都市封鎖に入るところも多い。米国の長期金利上昇も重なり、欧州から米国へと資金が還流、それがドル高へとつながり、ユーロや円、そして金も売られドルの独歩高となっている。
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週刊エコノミスト
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