欧州 コロナ前回復は来年後半 英国除き、感染抑制に苦慮=伊藤さゆり
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欧州経済は5月以降、緩やかな回復が見込まれる。新型コロナウイルスの感染拡大ペースの鈍化で、昨年10〜12月期から続いてきた行動制限が緩和に向かうと見られるからだ。言い換えれば、5月以降もコロナの感染拡大次第という傾向が色濃く残る。国によるばらつきもあり、全体の回復ペースは、米国に比べて見劣りするだろう。
本稿執筆時点で、欧州の主要国で、当初のスケジュールに沿った制限の緩和と感染者数の減少を両立しているのは英国だけだ。イタリア、フランスは3度目のロックダウン(都市封鎖)で感染拡大を抑え込みつつあるところ、ドイツは第3波の渦中にある。
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