カード情報からみる国内消費 旅行、娯楽、外食に明るい兆し 対面からECへシフト鮮明=編集部
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緊急事態宣言の解除や外出自粛傾向の緩和により、データからは外出関連消費に回復傾向が読み取れる。
JCBと東大発のフィンテックベンチャー「ナウキャスト」(東京)が提供する国内消費指数「JCB消費NOW」は、小売店のクレジットカードの決済情報などを基に、独自の経済統計を算出している。今年3月の、消費全体を示す「全総合」は前々年同期比で7・4%減となり、前月より3・1ポイント改善した(図1)。このうち、旅行や宿泊を含む「サービス総合」は依然としてマイナス圏にあるが、3月21日の緊急事態宣言解除もあり、外出型消費を中心に回復し、前月より7・6ポイント改善した。サービス消費は今年1月を底として回復基調にある。
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週刊エコノミスト
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