経済・企業日本経済 大復活

カード情報からみる国内消費 旅行、娯楽、外食に明るい兆し 対面からECへシフト鮮明=編集部

街に人が戻りつつある(東京・上野公園) (Bloomberg)
街に人が戻りつつある(東京・上野公園) (Bloomberg)

 緊急事態宣言の解除や外出自粛傾向の緩和により、データからは外出関連消費に回復傾向が読み取れる。

 JCBと東大発のフィンテックベンチャー「ナウキャスト」(東京)が提供する国内消費指数「JCB消費NOW」は、小売店のクレジットカードの決済情報などを基に、独自の経済統計を算出している。今年3月の、消費全体を示す「全総合」は前々年同期比で7・4%減となり、前月より3・1ポイント改善した(図1)。このうち、旅行や宿泊を含む「サービス総合」は依然としてマイナス圏にあるが、3月21日の緊急事態宣言解除もあり、外出型消費を中心に回復し、前月より7・6ポイント改善した。サービス消費は今年1月を底として回復基調にある。

残り799文字(全文1103文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事