経済・企業

パンデミック後は長期大幅高 構造変化を織り込む大相場に=木野内栄治

1920年代に着工したクライスラービル(右奥の尖塔型ビル)は自動車産業の、電波塔としての役割を担ったエンパイアステートビル(正面左)は放送事業勃興の証し (Bloomberg)
1920年代に着工したクライスラービル(右奥の尖塔型ビル)は自動車産業の、電波塔としての役割を担ったエンパイアステートビル(正面左)は放送事業勃興の証し (Bloomberg)

 今の世界各国に共通して最も大きな影響があるのは、新型コロナウイルスのパンデミック(感染爆発)だ。過去のパンデミック後をみると、実は大きな株高になっている歴史が確認できる。

 図1は、約100年前にスペイン風邪がまん延したデトロイトがある米国株や、2003年にSARS(重症急性呼吸器症候群)がはやった中国株だ。いずれもそれまで長らくボックス相場であった株価が、パンデミックを境に大きく上放れた。

 これ以外にも、新型インフルエンザの致死率が高く恐怖が襲った09年以降のメキシコ株は、リーマン・ショック前の高値をいち早く回復した。香港風邪が流行した1968年以降の香港株は大きく上昇した。以上、パンデミック後は長期大幅株高の歴史が確認できる。

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週刊エコノミスト

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