経済・企業密にならないレジャー

キャンピングカー 移動・宿泊・仕事、多用途で活躍 場所や時間にとらわれない新常態=野瀬勇一郎

コロナ禍の影響でワーケーション用途の使い方も増えてきた 筆者撮影
コロナ禍の影響でワーケーション用途の使い方も増えてきた 筆者撮影

 キャンピングカーの市場が今、急速に拡大している。

 日本RV協会が発行する「キャンピングカー白書2020」によれば、19年のキャンピングカーの販売総額は526億2577万円となり過去最高を記録。また、同協会の別の調査では、コロナ禍の影響でキャンピングカーを利用する人がさらに増加傾向にあるという。

 キャンピングカーには3密を避けての移動、滞在が可能になるという強みがある。「車中泊」ができることも大きな利点だ。これによって場所や時間の使い方の自由度が圧倒的に高くなる。

 たとえば、週末の過ごし方を考えてみよう。渋滞を避けて夜に出発すれば、人混みとはほぼ無縁、道中で一休みすることもできる。そして、帰りも昼間はゆっくりと過ごして、渋滞の少なくなってきた夜に出発する。実はこれでも家に着く時間は、昼間に帰る場合とそれほど変わらない。渋滞に巻き込まれる疲れを考えれば、車中泊、そしてキャンピングカーがどれほどのメリットがあるかは想像に難くないだろう。

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