「ワクチンが“ゲームチェンジャー”にならず世界経済大混乱」の現実味=小玉祐一
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世界は再び都市封鎖へ 強力変異株が最悪シナリオ=小玉祐一
国際通貨基金(IMF)が4月6日に発表した世界経済見通しでは、2021年の世界経済成長率が1月見通しの前年比プラス5.5%から、同プラス6%へ上方修正された。主要国における新型コロナウイルスのワクチン接種の本格化や、米国における大型経済対策の成立を評価したものである。
逆に、欧州や日本はワクチン接種の遅れなどを理由に小幅の上方修正にとどまった。その意味で、世界経済の行方は引き続き感染症の動向次第と言えるが、足元では世界の新規感染者数が過去最高を記録するなど、再び予断を許さない状況となってきた。
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週刊エコノミスト
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