マーケット・金融THE MARKET

5月の消費者物価指数は高止まりか=窪谷浩

今週のポイント 米国消費者物価指数(6月10日) 高止まりの見込み=窪谷浩

 6月10日に米国で5月の消費者物価指数(CPI)が公表される。4月が市場予想を上回った結果、インフレリスクが意識され株価下落につながった。今後のインフレリスクを見極める上で5月が注目される。

 4月を振り返ると、総合指数は前年同月比4.2%と前月の同2.6%から上昇し、2008年9月以来の水準となった。新型コロナで大幅低下した前年の反動から、上昇は見込まれていたものの、市場予想の同3.6%を上回る上昇幅となった。また、物価の基調を示すエネルギーと食品を除いたコア指数も1996年1月以来となる同3…

残り432文字(全文719文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事