日本の投資家がまだ注目していない これから狙える米国株8選=松村梨加
有料記事
今後の成長に期待! これから狙える米国株8銘柄=松村梨加
足元の米国株式市場は一喜一憂の展開となり方向性がつかみづらいが、確かなトレンドは新型コロナウイルス禍の収束と経済拡大期に恩恵を受ける銘柄の上昇にある。今年前半の主要指数別のパフォーマンスを振り返ると、昨年好調だったナスダック総合指数やナスダック100指数の勢いが鈍化し、ダウ工業株30種平均やS&P500指数のパフォーマンスが上回る展開となった(図1)。
S&P500のグロース(成長)株指数とバリュー(割安)株指数で確認しても同様の推移であり、今年前半に買われたのは割安感のあるバリュー株だ。特に、3月初旬を節目にその動きが顕著になっているが、背景には、経済の拡大期を意識した米長期金利(10年債利回り)の上昇がある。長期金利は2月ごろから上昇幅を広げ、3月には一段と上昇、その後は大きな調整局面を迎えずに推移している。
残り4149文字(全文4539文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める