「15歳男子はまだ子供」 都立高合格点性差の事情
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東京都立高校には、全国のほとんどの共学公立高校で既に廃止されている「男女別定員制」が残されている。多くの学校で女子が合格最低点が高くなっている点が、報道によって明らかになった。都内の私立高は女子校が多く、都立高で不合格になった男子生徒の受け皿がないという点が強調されているが、実際にはもっと複雑な事情がある。
一つが、合否判定で3割の比重を占める内申点だ。「今のルールでは、女子の内申点が高くなる」と、東京23区の公立中学校の男性教員は言う。内申点には試験で測れる能力だけでなく、意欲や態度が反映される。「女子は授業態度が真面目で宿題もきちんと提出するので評価が高くなりがち」という。
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