株価1年で2倍に!双日も出資しているレアアース豪ライナス=小田切尚登・編集部
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レアアースのネオジム 双日が豪ライナスに出資=小田切尚登/編集部
レアアース(希土類)鉱床の探査、採掘、加工を行うライナスは豪州証券取引所に上場しており、同社の株価が1年間で2倍以上に上昇した。同社には、日本のレアアース確保を目的として石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と双日が出融資している。また、米国防省の援助を受けて米テキサス州にもレアアースの処理施設を建設することを計画している。中国外で処理されたレアアース需要への期待が、株価を押し上げている。
同社の主力商品はレアアースの一種であるネオジムとプラセオジムで、自動車や家電製品向けのモーターや発電機に使われる磁石に必須だ。レアアースの需要はコロナによる悪影響はあまり受けておらず、世界的にさらに高まる傾向を示している。
ライナスは西オーストラリア州マウント・ウェルドにレアアース含有量が世界最高クラスの鉱山を持つ。当地で採掘された全量をマレーシアの分離・精製工場に運んで粉砕・分離し、製品に加工している。年内には西オーストラリア州のカルグーリーで新たな処理施設の建設が始まる予定だ。
日本では、2010年の尖閣諸島の漁船衝突問題…
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週刊エコノミスト
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