経済・企業

省資源と代替品開発に取り組む日本企業=編集部

永久磁石の製造に使用されるネオジム鉄粉末の容器を梱包する中国・天津の作業員(Bloomberg)
永久磁石の製造に使用されるネオジム鉄粉末の容器を梱包する中国・天津の作業員(Bloomberg)

省資源と代替品 レアアースを使わない磁石で注目企業=編集部

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 電気自動車(EV)の航続距離を左右する小型高性能のモーターに使うネオジム磁石は、中国が世界の生産の6割を握るレアアース(希土類)が使われている。

 2010年9月、中国によるレアアース輸出禁止措置を受け、ネオジムやジスプロシウムなどのレアアースは、実に8~11倍にも高騰した。そこで日本では、レアアースの使用量を減らす技術や、全く使わない技術、代替品の開発が進んだ。

 レアアースの中国への依存は、東南アジアでの代替生産で緩和されたが、現在に至っても6割が中国の生産で占められている。それだけにリサイクルや省資源、代替品の開発は日本の死活問題だ。

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