経済・企業

省資源と代替品開発に取り組む日本企業=編集部

永久磁石の製造に使用されるネオジム鉄粉末の容器を梱包する中国・天津の作業員(Bloomberg)
永久磁石の製造に使用されるネオジム鉄粉末の容器を梱包する中国・天津の作業員(Bloomberg)

省資源と代替品 レアアースを使わない磁石で注目企業=編集部

拡大はこちら

 電気自動車(EV)の航続距離を左右する小型高性能のモーターに使うネオジム磁石は、中国が世界の生産の6割を握るレアアース(希土類)が使われている。

 2010年9月、中国によるレアアース輸出禁止措置を受け、ネオジムやジスプロシウムなどのレアアースは、実に8~11倍にも高騰した。そこで日本では、レアアースの使用量を減らす技術や、全く使わない技術、代替品の開発が進んだ。

 レアアースの中国への依存は、東南アジアでの代替生産で緩和されたが、現在に至っても6割が中国の生産で占められている。それだけにリサイクルや省資源、代替品の開発は日本の死活問題だ。

残り750文字(全文1057文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月10・17日合併号

EV戦争202314 BYD、実質253万円の黒船EV 圧倒的な低価格で日本に照準■稲留正英17 トヨタのEV戦争 ソフトと製造の競争力確立が急務■中西孝樹23 中国で日本車苦戦 大衆車市場でシェア落とす■湯進26 急成長テスラ サイバートラックは予約200万件 ■土方 細秩子28 日本車への警鐘  [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事