すさまじい中国の再エネ導入、風力・太陽光でも他国を圧倒=窪田秀雄
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再エネ 風力・太陽光を12億キロワットに拡大 「一帯一路」の浸透手段にも=窪田秀雄
中国国家能源局の最新データによると、中国の総発電設備容量は、2021年4月末時点で約22億3500万キロワットに達している。電源別では、火力=12億6200万キロワット、水力=3億7300万キロワット、風力=2億8700万キロワット、太陽エネルギー(太陽熱含む)=2億6100万キロワット、原子力=5100万キロワット。
これに対し、日本の総発電設備容量は21年5月末現在で2億6930万キロワット。設備利用率を無視すれば、中国は日本の総発電設備の倍に相当する風力・太陽エネルギー設備を持つ。この規模はすでに他国を圧倒しているが、中国はこれを30年までに12億キロワット以上に拡大する計画だ。
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週刊エコノミスト
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