経済・企業AI図解 日本の未来

第31回 熊谷組がVR使い重機を遠隔運転=ゼノデータ・ラボ

 人の視界を覆うように映像を映すことで、実際にその空間にいるような感覚を得られるVR(仮想現実)技術。IDC Japanの調査によると、2022年の世界関連市場規模は2087億ドル(約23兆円)で、17~22年にかけての年間平均成長率は71・6%と、その需要はますます高まることが予測される。

 今回は「VRの普及」をテーマに、国内上場企業へ及ぼす影響を、AI(人工知能)を使った経済予測システム「ゼノブレイン」で分析したところ、主にプラス影響で六つ、マイナス影響で二つのシナリオが浮かび上がった(図)。

 VRの活用シーンは、ゲームやスポーツなどのエンターテインメント分野がおなじみだが、ビジネス面での活用方法として分析結果に上がってきたのが、ショベルカーなど重機遠隔操作での需要増加だ。

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