北朝鮮 激やせの金正恩氏に健康不安説 実態は「プチダイエット」か=高英起
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北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記に健康不安説が浮上している。金正恩氏は5月から約1カ月の空白期間を置いたが、6月から立て続けに朝鮮労働党の重要会議に出席した。報道写真を見る限り確かにややスリムになったが、せいぜい10~20キロ程度と見られており、「政変」や「有事」に結びつけるには性急すぎる。ただし、今回の激やせ騒動以前より、金正恩氏の肥満体型こそが、北朝鮮最大のリスクであると筆者は見ていた。1年前のある事件をきっかけに、その見立ては確信へと変わった。
金正恩氏は2020年4月、欠かさず行っていた金日成主席の生誕記念日の参拝を行わず、雲隠れしていた。筆者の元には「金正恩氏が急きょ心血管治療を行ったが、治療後の経過は良好」という重大情報がもたらされた。一方、この情報は「心血管治療」が「心臓手術」に変わった形で拡散。脳死説・死亡説というフェイクニュースまで流れることとなる。5月に金正恩氏は姿を見せ、死亡説は打ち消すが、直後の報道をつぶさに検証してみ…
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週刊エコノミスト
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