ドル・円/ユーロ・円 年末にかけてドル再上昇=武田淳
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為替市場は「脱新型コロナウイルス」の景気回復で先行するドルが主導する。今年度前半は早期利上げ観測がドルを押し上げたが、米国の物価上昇が一時的な供給制約や前年の反動の一巡とともに沈静化し、長期金利が落ち着くにつれてドル弱含みとなるだろう。ドル・円相場は9月にかけて108円台まで円高が進むと予想する。
ただ、米国の雇用回復を遅らせていた失業保険の追加給付は予定の9月を待たずに打ち切る動きが広がり、10月ごろには失業率の下落傾向が確認され、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)開始が視野に入り始めるだろう。年末にかけて再びドルは強含み、ドル・円…
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週刊エコノミスト
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