アルツハイマー病 待望の新薬が18年ぶり承認 投資機運高まり創薬活性化も=二村晶子
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米バイオジェンとエーザイが共同開発したアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」が6月、米食品医薬品局(FDA)に承認された。アルツハイマー病のメカニズムに直接作用し進行を遅らせる初めての治療薬で、同疾患の新薬としての承認は実に18年ぶりという歴史的な承認となった。
しかし、臨床試験の結果から「治療薬としての有効性が不十分だ」と評決したFDAの外部諮問委員会の委員が承認に抗議して辞任するなど、効果を巡っては議論がある。待望の新薬の評価と与えた影響を考察する。
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