経済・企業

どこが強い? 米メガファーマ5銘柄=東野大

ジョンソン・エンド・ジョンソン 時価総額で世界トップ

 時価総額で4500億ドル(約49兆円)超と世界一の製薬企業。関節リウマチの治療薬「レミケード」をはじめ、免疫関連、ワクチン、腫瘍、心循環系関連などの治療薬を扱う医薬品事業、整形外科用具などの医療用具事業、ベビーケア、スキンケア製品などを手掛ける一般消費者向け製品事業──の3事業からなる。2020年12月期時点で58年連続で増配を続ける「配当貴族」企業でもある。

 21年4~6月期の売上高は前年同期比27%増の233億ドル。業績のけん引役となっているのが売上高の54%を占める医薬品事業であり、特に多発性骨髄腫の治療薬「ダラザレックス」や乾癬(かんせん)の治療薬「ステラーラ」の販売額が堅調に推移している。また、足元では、新型コロナウイルスのワクチンも売り上げの増加に寄与している。

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