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経済・企業 深層真相

パナソニック新社長の米企業買収後の一手

楠見パナソニック新社長 米社買収後の一手に注目

 パナソニックの楠見雄規新社長=写真=による次の一手に市場関係者が注目している。同社は4月、米ソフト大手のブルーヨンダー(BY社)を71億ドル(約7800億円)で買収すると発表。過去最大の買収案件だが、「この規模の買収では力不足だ。楠見社長は次の一手をどう打ち出すかが問われる」(外資系銀行幹部)との声も聞かれる。

 BY社は、人工知能を活用して供給網を最適化するソフトが強み。米ウォルマートなどグローバル企業を中心に約3000社の顧客を持つ。この案件を見る限り、パナソニックの今後の注力領域は「B2B(企業向け)」といえそうだ。

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