デルタ株がリスク、金利上がらずIT優位=三宅一弘
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東京市場 ストラテジストが読む 変異株が焦点、日本株はIT優位=三宅一弘
米国をはじめ世界経済が回復基調をたどり、米金融政策は11~12月にテーパリング(資産買い入れ額の減額)決定が市場の共通認識になりつつある。堅調な雇用増加が続けば、テーパリング決定を9月に前倒しとの見方もあるが、実施が数カ月早まるだけで影響は限定的だろう。
むしろ注目点は新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」の感染者急増と世界経済の下振れリスクにある。その場合、中央銀行が緩和を長期化する「ハト派化」や米長期金利の低下が焦点だ。
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週刊エコノミスト
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