ブラジル株は利上げで株安圧力=堀江正人
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ブラジル株 利上げで株安圧力も=堀江正人
ブラジル・ボベスパ指数は6月7日に過去最高値を記録した後、下落傾向となった。新型コロナウイルスのワクチン調達を巡る汚職疑惑や、税制改革による増税懸念などが株価下落の主因とみられる。7月に入ると、コロナ感染拡大による政治経済への不安が高まり、株価は続落となった。
一方、国際通貨基金(IMF)は7月公表の世界経済見通しで、今年のブラジルの経済成長率を5・3%と予測し、前回4月の見通し(3・7%)よりも上方修正した。ブラジルが原油や大豆など主力輸出産品の価格高騰による恩恵を受けていることと、主要貿易相手国の米国や中国の景気回復も追い風になっていることを受けての判断とみられる。
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週刊エコノミスト
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