投資・運用

マンション市況 デベはどう見る? 三菱地所レジデンス社長 「不動産」から「資産」に

 <INTERVIEW>

 マンションデベロッパー(開発会社)大手に、市況や戦略を聞いた。

(聞き手=中園敦二・編集部)

宮島正治 三菱地所レジデンス社長

── マンション市況が好調です。

■大きな理由は、低金利と税制(住宅ローン減税など)だろう。購入者層は富裕層もいるが、一番大きいのは初めて住宅を購入する人。自分たちの家をきちんと資産として考えようと思っている。従来、我が家を買う時は(住宅ローンを)完済するつもりで購入していた。今の若い世代は10~15年の自分たちのライフサイクルの中で、購入して売却し、ステップアップする考え方もあり、新しい需要を生み出している。マンションは「不動産」から「動産」となり「資産」として見直されているのではないか。

── 首都圏のマンション価格は上がっています。

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