マンション市況 デベはどう見る? 三菱地所レジデンス社長 「不動産」から「資産」に
有料記事
<INTERVIEW>
マンションデベロッパー(開発会社)大手に、市況や戦略を聞いた。
(聞き手=中園敦二・編集部)
宮島正治 三菱地所レジデンス社長
── マンション市況が好調です。
■大きな理由は、低金利と税制(住宅ローン減税など)だろう。購入者層は富裕層もいるが、一番大きいのは初めて住宅を購入する人。自分たちの家をきちんと資産として考えようと思っている。従来、我が家を買う時は(住宅ローンを)完済するつもりで購入していた。今の若い世代は10~15年の自分たちのライフサイクルの中で、購入して売却し、ステップアップする考え方もあり、新しい需要を生み出している。マンションは「不動産」から「動産」となり「資産」として見直されているのではないか。
── 首都圏のマンション価格は上がっています。
残り494文字(全文838文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める