今週のポイント 日銀短観9月調査(10月1日) 大きな業種間格差が存続=上野剛志
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10月1日に公表される日銀短観9月調査では、引き続き業種による景況感の格差が鮮明になりそうだ。前回6月調査では全規模製造業の業況判断DIが8ポイント上昇し、2年ぶりにプラス圏へ浮上する一方で、非製造業のDIは上昇幅が2ポイントと限定的で、マイナス圏にとどまった。
今回、製造業では海外経済回復を背景とした堅調な輸出や設備投資需要の回復が追い風になる一方、半導体などの部品不足や原材料価格の高騰が重荷になり、景況感の伸び悩みが示されそうだ。一方、非製造業では緊急事態宣言など行動制限の延長…
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週刊エコノミスト
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