教養・歴史書評

語源探求から歴史を学ぶ 英単語の豊富な事例解説=本村凌二

     歴史を学ぶ素材はどこにでもころがっている。言葉ひとつをとっても、語源にまでさかのぼれば、言葉にひめられた歴史が浮かび上がる。

     小泉牧夫『アッと驚く英語の語源』(サンマーク出版、1540円))は、副題に「時空を超えて英単語誕生の秘密に迫る120の物語」とあるように、無類の英語オタクがつむいだ英単語の歴史である。

     古代ローマでは、見世物としての戦車競走が盛んであり、「小型戦車」をcurriculum(カリキュラム)とよんでいた。ほどなく「戦車の走るコース」を意味するようになり、やがてルネサンス期になると古典研究が高まり、「学生を鍛え上げる研修コース」の意味で用いられ、今日の「履修課程」となったらしい。

    残り623文字(全文926文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    11月2日号

    地震、台風、土石流 あなたの町の危険度16 水害発生地でなくても区内は5%地価下落 ■中園 敦二/和田 肇18 「災害リスク税」の創設を ■釜井 俊孝19 首都圏人気路線安全度 利便性や土地ブランド優先 必ずしもリスクを反映せず ■横山 芳春20 東急東横線 反町、妙蓮寺、白楽に着目21 東急田園都 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事