教養・歴史書評

語源探求から歴史を学ぶ 英単語の豊富な事例解説=本村凌二

     歴史を学ぶ素材はどこにでもころがっている。言葉ひとつをとっても、語源にまでさかのぼれば、言葉にひめられた歴史が浮かび上がる。

     小泉牧夫『アッと驚く英語の語源』(サンマーク出版、1540円))は、副題に「時空を超えて英単語誕生の秘密に迫る120の物語」とあるように、無類の英語オタクがつむいだ英単語の歴史である。

     古代ローマでは、見世物としての戦車競走が盛んであり、「小型戦車」をcurriculum(カリキュラム)とよんでいた。ほどなく「戦車の走るコース」を意味するようになり、やがてルネサンス期になると古典研究が高まり、「学生を鍛え上げる研修コース」の意味で用いられ、今日の「履修課程」となったらしい。

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