現在、米国の物価は需要面、供給面の両サイドから上昇圧力がかかり続けており、インフレ率の高止まりが予想以上に長引く可能性が出てきている。9月の米雇用統計は、雇用者数の伸びが鈍いにもかかわらず、失業率が低下して、賃金が上昇するなど、労働需給がむしろ引き締まっている様子が示された。カリフォルニア州では、労働力不足を一因とした港湾混雑が物資不足を招…