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大企業も積極活用、新商品開発支援「マクアケ」の強みとは
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中山亮太郎 Makuake社長 「新商品企画」のDX 「“お蔵入り技術”を世に出す」
<Interview>
「“お蔵入り技術”を世に出す 未来の顧客ニーズ分析が強みだ」
「まだ世に問われていない技術」の需要をつかむサービスは「世界的な盲点だ」と話す中山氏に聞いた。
(聞き手=加藤結花・編集部)
企業には眠ったままの技術やアイデアがたくさんある。Makuake(マクアケ)はそういった技術や新しい発想から新商品やサービスが生まれ、世に広がるよう支援する新しい形態のプラットフォームだ。
マクアケは作り手の企業などが新商品・サービスの概要、開発に込めた思いなどをプロジェクトとしてインターネットで紹介し、興味を持った人が「応援購入」する。まだ世に出ていない商品の購入なので、商品が届くには数カ月、半年かかるが、開発の過程を見守ることができる特別な買い物体験でもある。これまで1万7000件以上のプロジェクトを掲載し、集まった応援購入の総額は400億円以上に達する。
インターネットで資金を集めるというと、資金力のない中小企業が利用するイメージかもしれないが、実際はシャープ、キヤノン、NECなど多くの大企業がマクアケを活用している。どの企業も新商品開発においては売り上げの見通しが立てにくく、在庫のリスクもある。大企業といえど中小企業と全く同じ悩みを抱えている。マクアケでは在庫を作る前の企画や試作の段階で顧客を確保できるので圧倒的に低いリスクで新商品開発にチャレンジできる。
量産前に顧客に販売
住宅設備大手LIXILと消防・防災設備大手モリタグループが2019年3月に泡シャワー「KINUAMI(絹浴み)」という新商品をマクアケで公開し、20日間で100台を完売した。その後の改良版でも総額約5800万円を集めるなど反響があった。モリタグループの火災を消すための泡生成技術とLIXILのバスルーム開発の知…
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週刊エコノミスト
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