東京市場 ストラテジストが読む 半導体不足解消か、自動車株好調=藤戸則弘
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世界的に自動車販売が低迷している。9月の米新車販売台数は前年比26・1%減と落ち込み(米調査会社オートデータ)、欧州新車販売台数も同25・2%減と同様だ(欧州自動車工業会)。
世界最大の自動車販売国の中国も同19・6%減で(中国汽車工業協会)、日本に至っては同32・2%減と大幅な減少だ(軽自動車含む、日本自動車販売協会連合会など)。
原因は、言うまでもなく半導体・自動車部品不足によるものである。この新車販売の低迷は小売売上高に強く影響するが、同時に自動車生産の低迷は鉱工業生産の押し下げにも直結し、日本の9月鉱工業生産指数は前月比マイナス5・4%と落ち込んだ。自動車工業のマイナス28・2%もの急減が主因である。
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