外資の日本工場が貢献 半導体生産能力は3位
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日本の半導体メーカーの世界市場でのシェアは10%まで低下し、IC(集積回路)に至っては6%まで低下している。
ところが米調査会社IC Insightsによると、半導体の地域別生産能力では、日本は台湾、韓国に次ぎ3位にある。地域別シェアは、1位の台湾が21・4%、2位の韓国が20・4%、そして3位が日本の15・8%、以下は中国が15・3%、北米が12・6%、欧州が5・7%と続いている。日本は成長著しい中国を上回っている。
日本のシェア押し上げの要因は、外資系半導体メーカーの日本工場で、その多くは日本メーカーの事業撤退に伴い、外国企業に買収されたものだ。広島県東広島市には米マイクロン・テクノロジーの工場(旧エルピーダメモリ)=写真=があり、三重県桑名市には台湾のファウンドリー(製造受託会社)のUMCの工場がある。さらに福島県会津若松市と茨城県美浦村には米テキサス・インスツルメンツ(TI)の工場、また会津若松市には米…
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週刊エコノミスト
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