新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

東京市場 ストラテジストが読む 原油需給の緩和で資金流入=三宅一弘

 米国や欧州株などに比べ、出遅れや割安感が際立つ日本株だが、修正高に向かう条件が整いつつある。まず、12カ月先の予想株価収益率(PER)を見ると、今年に入って米国と日本の格差が著しく拡大している。11月17日時点の米S&P500株価指数の21・6倍に対し、東証1部14・9倍で、格差が6・7ポイントと過去35年間の月次データで最大の開きとなった。

 日本株のPERが年初以降大幅に切り下がったことが大きいが、主因は新型コロナウイルスのワクチン接種が遅れ、感染拡大に対して経済活動制限が続き、景気低迷が長引いたことと、部材の供給制約などで日本経済の大黒柱である自動車が大幅減産に見舞われたことが挙げられる。また、10月末の衆院選で自民党議席の大幅減に伴う政治不安を警戒した要因もあった。

残り531文字(全文872文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事