NY市場 引き続き業績上振れか=村山誠
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調査会社リフィニティブの集計では、2021年7~9月期の決算発表が本格化する直前の10月8日時点には、米主要大型株で構成されるS&P500指数の構成企業の同期の1株当たりの利益(EPS)は48.96ドルと、直前の4~6月期の52.58ドルよりも減少が予想されていた。しかし、多くの企業で決算実績が市場予想を上回り、11月12日時点では53.58ドルと、前期比増益の見込みとなっている。
一方、10~12月期については51.08ドルと、利益が減少する予想となっている。ただし足元の景気拡大傾向を考慮すれば、10~12月期も、決算発表が進むに従い業績予想が上方修正されるパターンが繰り返されそうだ。引き続き、堅調な企業業績が株式市場を押し上げよう。
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週刊エコノミスト
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