新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

長期金利 0.1%近傍が上限か=海老原慎司

 11月初旬に行われた各国中央銀行の金融政策会合では、各行とも早期の利上げ観測をけん制した。このため、金融政策の正常化期待は急速に後退したが、米国の10月の消費者物価指数が市場予想を大きく上回ったことや、早期の利上げに前向きな米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受け、米短中期債利回りは上昇基調に戻り、早期利上げを再度織り込んでいる。

 海外中銀が金融政策の正常化を模索する中で、市場が先走るように日銀の政策正常化を織り込めば、国内でも金利が上昇しやすいだろう。特に来年前半にかけて、1%近傍へのインフレ率の上昇が予想される中で、金利上昇を見込んだ取引が優勢となりやすい。

残り148文字(全文436文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事