経済・企業

「プライム落ち」当落線上の銘柄は「計画書」に要注目=小林大純

投資アイデア プライム基準の当落線上 企業の「計画書」に要注目

 来年4月の東京証券取引所の市場再編をもとにした投資アイデアが、いくつも取り沙汰されている。その一つとして「プライム市場上場を目指す株式時価総額100億円前後、ないしそれ未満の銘柄」が有望と考えられる。

 プライム市場の上場維持基準の一つに「流通株式時価総額100億円以上」とあるが、時価総額そのものが100億円前後の当落線上、あるいはそれに届いていない銘柄は、プライム上場のために積極的な企業価値向上策が求められることになるからだ。

 例えば、システム開発を手掛け、株式時価総額70億円(今年11月9日時点)のニーズウェル。同社がすでに提出した「計画書」を見ると、プライム上場基準の適合実現に向けた考え方やスケジュールがかなり精緻に計画されている印象を受ける。

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