穀物 小麦の需給逼迫懸念=柴田明夫
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米シカゴ市場の穀物価格は堅調が続く。11月末時点で大豆が1ブッシェル=12ドル台、小麦は同8ドル台、トウモロコシも5ドル台後半にある。小麦は9年ぶりの高値圏。米国やカナダの減産と、主産地ロシアが価格の上昇に備えて輸出税の引き上げを検討するとの報道があり、小麦需給が逼迫(ひっぱく)するとの見方が強まっているためだ。
米農務省の11月需給報告によれば、今年の米国の小麦生産量は4479万トンと、2年連続の減少となる。今年のロシアの小麦輸出量は3600万トンで、昨年から増える見通しだが、市場は輸出削減への警戒感を強めている。
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週刊エコノミスト
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